吹奏楽部の顧問をやめたいと考えている皆さんへ。

私が何の顧問かは言いませんが,特殊な技能を持たないとできない顧問をしておりました。

とはいえ,その道を極めた者はたくさんいるわけで,吹奏楽部と同様に,いちゃもんまがいのクレームは来るものです。

とくに,技能が伸びない努力家の生徒 VS もともと技能がある怠け者の生徒 が部内にいる場合,苦悩は激しかったのを覚えています。


なお,他校の情報や地区,地域全体を知っている情報通の保護者,生徒にも相当悩まされました。


その中で自分が,ある種「中途半端な専門家」と称されるようになり,専門家になろうと思いましたが,自身のプライベートなどを考えると,「無理」という結論に至りました。

専門家になるなら,簡単に言うと1学期の期末考査から,夏の大会そして新チームとずっと緊張感をもって休みなく部活を考えなければならないからです。



私は,別の部顧問になりました。副顧問です。というか,主なのか副なのかわかりません。

とにかく,部活の顧問の間では無名ですし,すぐにでも別競技に行く所存です。



では,吹奏楽でお困りの顧問の皆さん。もしかして教科は音楽科ですか?

一番嫌味を言われますが,他の部を持つからなんとか辞めさせてくださいと懇願しましょう。おそらくプライベートなところでかなり疲弊しているはずです。

メンタルの相談も受けましょう。校長には伝わるはずです。そこまでして顧問を押し付けてはきません。パワハラの「パ」がでれば,即アウトですから。


顧問拒否したら1年目は他の部活の副顧問になりましょう。書類等の窓口でなくなるので相当に楽になります。

具体例でいえば,卒業アルバム撮影の時,誰が休みだから撮影できない,撮影日を変えてくださいとか言わないでいい。
こういったちょっとしたことから変わっていくと思います。


生徒が「どうして顧問から逃げたの?」って聞いてくると思います。
そこでは言える範囲の事情を言ってください。大人の事情は子どもにはわかりません。
思いのほか,先生大変ですね,とか,戻ってきてくださいよ,とか言ってくれます。

お前が顧問じゃなくて嬉しい!とか言って来たら,立ち止まって考えてください。その生徒が悪いんじゃない。こんな連勤でしか成り立たない制度が悪いのです。・・・というか,次の顧問も同じように言われています。言われなければ,その新顧問は完全にブラックです。


音楽科のくせに吹奏楽部をしないとは何事だ!と言われても,大人の事情を淡々と言いましょう。普通は引き下がっていきます。
音楽科が一人の時でもなんとかなります。

土日や大会前に顧問がいないと,生徒が困りますと言えば,大義名分は立ちます。がんばりましょう。



さて,部顧問(例:吹奏楽部)を外れた1年目は何かと心が落ち着かないと思いますが,2年目からは結構,他部活の副顧問が板についてきます。
吹奏楽部の時を思えば・・・となり,まあ本当に心の安定が来ます。


授業も充実してきます。


だんだん,校務分掌や授業がうまくいき,管理職からの評価も上がります。



実をいうと管理職は部活に対してほとんど何も思っていません。クレームさえなければいいと思っています。理由は簡単で,校長の「さらに上」からくだされる評価は,校務分掌をうまく回せているかに尽きるのです。
数値目標が設定されており,部活は全く持って評価基準になっていません。




ということで,今,専門的な部活の顧問で苦しんでいる皆さんへ
・別の部活の顧問になりましょう
・1年目は何かと胸騒ぎがしますが2年目からは何か見える世界が変わってきます。




さて,副顧問で,主顧問に振り回されている皆さんへ・・・また別の機会に書きます。






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