教員採用試験を合格するということに関して,今は非常にハードルが下がっている。

それでも国立や有名私立を卒業した初任者が多い。

彼らの通っていた高校もなかなかの優秀な学校である。

でもね 病気になって学校に来れなくなるんだよね。仕事が忙しすぎるから,というのと,関わる人の数が大勢だからだ。(息苦しい)



学校ってところは,責任をもって3年見るって言うのが常識で,生徒は間違ったことをするものだという常識もある。正していくことが常識なのだ。
正しても正しても,常識外のことを繰り返す生徒がいる。

返事をしない
場面緘黙
コミュニケーションのずれ
粗暴
暴言
などなど

繰り返せばキリがないが,
対策として
・注意し続ける
・治療を受けてもらう

治療って言ったって,特別支援学校に通うほどの粗暴さではないし,そんなことを保護者に言うのも気が引ける。

一方で指導力不足という言葉で片づけられることもある。


23歳24歳の先生方は大変だと思う。

そしてまた,そんな先生にわが子を託す保護者の気持ちもわかる。



なぜ55歳ベテランと24歳が同じような仕事をしているのかも謎である。

なんで,若い先生に重たい部活を持たせるのかもいまだにわからない。もうやめろよ。パワハラだよ。

さて,先日の中教審働き方部会です↓






究極のところ,
・国の裁量
・自治体の裁量
・校長の裁量
・教員の裁量

しかないのである。


だから,私の勤める学校において,部顧問拒否(勤務時間外)を断固として行っている教員は自分の裁量権をフルに使っているのである。



「ああ,毎年毎年,部活内のトラブル。やってられねえ」

とぼやけば,

昔だったら

「それは,工夫してこうすればうまくいくよ」
というアドバイスみたいなものがあった。
今となっては誤魔化しとしか思えないようなアドバイスだった。


「引き受ける先生が悪い やめようぜ~」という職員室になってきている。


過渡期の真っただ中だ。



初任者のみなさん。来年も部顧問持ちますか? 

条件附採用期間が1年ですよ。  (別に法令上初任者でも勤務時間外の部活は拒否できますが)



あのね,学級経営に専念したほうがいいよ。

部活はピンチの時,あなたを救ってくれない。

保護者,同僚,卒業生,競技団体・・・様々なところから理不尽なことを要求してくる。苦しいよ。



さて,新しいルールができそうだ(働き方部会より)


どっちにしろ勤務時間外は勤務時間外だ。 


ただね,じぶんひとり部活から外れるのもどうかと思うよ。だから学校から部活機能を外してほしいなあ。(極めて縮小でもいい)



そして,生徒の在校時間をもっともっと短くしてほしい。



たぶん授業を受けたら即帰るくらいしてくれないと,どうしようもない。




今回はここまで