ある雑誌のコラムに元社長の言葉があった。

お客様の要求には嫌な顔一つせず,部下を自分の好みで役につけたことはない。このことが非常に苦痛だった。
だからアーリーリタイアしたそうだ。
一瞬思ったのは,客にはいい顔するのはふつうだろうに・・・と思ったが,まあいい。置いとく。


教員はどうだろう。生徒,保護者の要求には相応に答える。プロだからだ。
部下を自分の好みで役につける?そもそも部下がいない。

ああ,部活で生徒をコマのように使っている先生は「部下がいる」って考えていいのか。だから管理職になりたがるのかな?


管理職は,強大な権限を持つが,平の教員がそっぽを向くと恐ろしいことが起こる。
・学校運営がままならない
・恐ろしいくらい孤独になる


同僚が保護者対応で間違っていることをしていると,アドバイスしたり,されたりで何とかなる。

まずい対応を校長がしていても
「うーん,言いにくい」
「なにか,我々の考えの及ばない ”お考え” なのだろう」
「知らん,ほっとけ」
のどちらかになる。

私の場合,自分が不利益にならない場合,校長に進言することはまずない。

孤独を象徴する場面である。



幾多の校長を見てきた。孤独じゃない校長は1人だった。
校長って品定めされる立場なんだよな。

さて,皆さんの周りの校長は?



ちなみに一人で部顧問をするときもこんな孤独があった。