研究の価値を決める尺度として再現性が必要であるが,教育界における研究は,「こんなことして,こんなアンケートをとったら,こんな結果が出たから真似してみろよ」が多い。

つまり,再現性の検証をしていないのである。こんなことしたら,100校中99校はうまくいったと言ってほしい。
そして1校失敗した理由を分析してほしい。

こう書くと,「真似してみろよ」と言わないで「こんなことしたよ」と言うのみである。返事は「ああそうですか」となる。試しに似たことをやってみるかどうかは,こっちの勘にゆだねられることが多い。

つまり勘によってするかどうか決めるという極めて非科学的な手段をとることになる。
非常にもどかしいのであるが,自分の考えた手段が広まれば,成功したということになる。いわゆるブームを作ればブームが生きている期間は成功なのである。これを社会の要請という言葉で丸め込む。ブームがなくなれば社会的意義がなくなったでおしまい。



つまり,今の教育における研究は経験値や勘が幅を利かせ,トップダウンの色合いが濃いと言える。