高校教師いぬいのブログ

乾 東一郎(いぬい とういちろう) 「部活動は地域に移行せよ。学校対抗をやめて地域対抗にせよ。」 ブラック部活,教育時事,PTA強制加入反対,教員のうつ病,など

2017年04月



部活に生徒指導の効果はない。


今から書くことは,私の仲間である中学,高校教師複数名でクソまじめに話したことなので,極論でも何でもない。普通のことだ。


部活に生徒指導の効果はない。


部活動をしているならほかの生徒の見本になれ。

部活動をしているなら立ち止まって大きな挨拶をしろ。

部活動をしているなら朝早く来て学校周辺を掃除しろ。


何で部活の生徒ばっかり????????

全くわからん。





生徒指導とは。


まずは入学式である。

ここで張り切らない。要所を抑えたポイントを言う。このためには自校の課題を踏まえた話をする。
当たり前のことだ。

さて次の日,学校のルールを言う。言って見本を示す。または図解する。または動画を見せる。
そしてさせてみる。
できたら,ほめる。

この期間,ルールに対する理由はあまり言う必要はない。

「あぶないから」
「迷惑だから」

この程度でよい。

その後
1週間は,先生の性格を生徒にわからせる作業に入る。
言い方に迷うが「この期間は親しくしない」「心も開かない」。

だが生徒指導上の質問には懇切丁寧に答えて,わかったかの確認もていねいにする。
常に笑顔でする。

この繰り返しで
生徒が先生を試す期間が過ぎていく。
この先生はどこまでしたら怒るかな?というお試し期間が終わる。
実は,怒りません。
話をするのです。


生徒の目があるところで話をするときは,やじ馬ができぬ前に簡潔に説明。
「~~だからダメ」。と指導するのみ。


授業妨害など明らかにこちらを試すようなことがあれば,複数教諭で対応。
それでも暴れだしたら・・・?

素人はここで生徒とぶつかってしまうのだが,ぶつかるのを生徒同士にする。

「お前迷惑なんだよ」
という空気を学級の中に作っておくのである。
この辺が行き当たりばったりの教師とプロの違いである。


4月の初めから授業妨害にいそしむなんていう生徒はいない。

いたら,即時対応。発育,成育歴の状態を観察,確認から始める。



どんなに荒れて入学してきても,「やり直してみようかな」との思いはある。とても小さいけれど。


ついうっかり,暴れたり暴言を吐いたりしたら,少し間をおいて,話す。間とは5分の時もあるし,5時間の時もある。
とにかく,即時の注意はしておき,別室に複数名で連れていく。5時間もたてば落ち着いているので,冷静に対応できる。

何が悪かったかを言わせる指導もあろうが,「恥ずかしくて言えない」「語彙力不足で話せない」生徒がほとんどだ。

だから,こちらから,具体的に「悪かったところ」を指摘して,今後しなければよい。
ということを,できるだけ平易に簡潔に示す。カウンセリングマインドも持ちながら話す。
しかし親じゃないので,心は若干の距離は置いて話す。

(基本教師2名だが,話すのは1人でよい)


授業妨害にいそしみ,その周辺が同調しているということは,もうすで学級は崩壊している。

ここで部活がどうのこうのといっても,部活内で規律は保たれ,授業は荒れる。

もちろん部活に入っていない者は荒れ狂う。授業はわからないのに座っているなんてできるわけがない。

 授業を生徒に合わせる。わかりやすくする。面白くする。これも必須である。
 威厳で何とかなる世界じゃない。



生徒を全員入部させる。
これって最悪の発想ですよ。

絶対,うまくいかない部活もあろう。また鬼顧問ばかり一校に集めたら,ほかの学校は荒れる。

しかも抑え込むような指導はストレスフルな学校になる。
必ず生徒の奇声があがる。
いじめが起こる。
不登校,退学が増える。


部活に生徒指導の効果なんて期待していない。


・・・みんな知っていることを書いたまでだ。




部活問題から派生して,今の学校の労務管理が問題となってきた。

そもそも忙しいと。

この件についても前から言っているように,

誰がどう考えたって忙しいんだから,部活なんかできっこないだろうに・・・。
っていうところから始まっていて,部活問題がクローズアップされた。

そもそも,部活は職務じゃないというのがわかって,
「勝手にやっている部活動」
「顧問拒否しようと思えば,拒否できる制度。ただし他人の目は気になる。」

ということで,部活問題よりも労務問題が話題になる。

よくよく考えれば,自分の授業の準備,学級の運営の準備で勤務時間はあっさりとすぎる。

というように

部活問題と労務問題を行ったり来たりしている。

まずは部活問題から解消せよ。

労務問題を言い出したらきりがないのです。

どうしたって,どこから削減すればいいかぼやけてくる。

結局,業務の中から削減が行われる。つまり業務ではない部活は温存される可能性が高いということ。

こりゃ大問題ですよ。本当に大問題。

まずは土日つぶれる部活からぶっ潰すべきですよ。


「部活をするな」
「部活を土日にしたら懲戒」

これくらいの気構えで臨んでほしい。


本気で思う。まずは都心部からでいいので部活をなくして地域サークルにしてしまえ。

野球とサッカーからでいい。

それで生徒指導の問題が出てきたら,それまでのことよ。

むしろ,生徒指導は減るよ。生徒指導の議論は後ほど。

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先ほど部活から帰ってきました。疲れた。

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4月末になって,学校もまあまあ落ち着いてきた。

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今回は講師不足について。

教諭もたくさん採用しているけど足りない。以前は競争倍率が高かったなあ・・・。これも時代か。


法律に基づいて,教諭の数を決めている。

病休が出たら,講師を呼ぶ。でも講師がいない。

病休多すぎるだろ!!

早い話が,「職場環境が劣悪」なのですよ。

それと,毎年増える仕事。たまらないですよ。
講師は召使いと思っている輩もいるからね。
雑用ばっかりさせられて。

免許更新も大きな障壁になっていないか?

どんどんツケがたまっているよ。行政の政策がダメ。

私は自己管理できているから,仕事量もセーブできている。

管理職になりたがっている人は仕事を自分で呼んでいるしなあ。
そいつらの周辺部は勝手に忙しい。講師は巻き込まれる。



講師不足=病休の多さ

はやく劣悪な環境を正常化せよ。


部活問題も早期解決を望む。

乾グループというのを結成している。ずいぶん昔からだが・・・。

最近はあまりグループの執筆はしていないが、ある小学校の先生の話をしよう。


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私(小学校の先生)は、どの学校に配属になるかが、大きな違いと思うんです。(給料同じ)

LD、ADHD・・・様々な症状を持った生徒はどこにでもいる。

そのようなことについて知識がある人が多く暮らす地域に勤める場合、本当に気が楽になる。

いわゆる、地域的に優しく、(高学歴の親、裕福な親)が多い地域ともいえる。

いろんな例外はあろうが、このような地域は勤めやすい。

確かに、高度な要求がクレームまがいになることもあるが、明らかに勤めやすい。

本当に勘が鈍るほど勤めやすい。このような環境の中で、授業や学級づくりに励んでいきたいと思う。

給料は7割でもいい。

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さまざまな先生が
さまざまな地域で
がんばっていらっしゃる。




毎日、毎日・・・あれこれ忙しい。


部活顧問もしておりますが・・・。

最近は、部活のストレスや皮膚炎(屋外スポーツ)で苦しむ教員も増えており、「地獄」ですよ。

さて最近の初任者。

やはり二手に分かれますな。授業もホームルームも部活も、ほぼ合格。表情もいい。
一方、疲弊して、5月の連休以降が心配な初任者。

懐かしいと思いながら、続けてほしいなあと思う。

ただそれは、私の人生を否定されたくないから。(身勝手だね。)

他の職業を批判するつもりはさらさらないが、ものを売ったり、カネを転がしたりは俺には無理だ。

教えることや、文化的営みがもっともっとできる学校環境になってほしい。


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今日はこの辺で。




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