タイトル通り顔を見せる職業について,~だらだら~書きます。

マスコミ内の彼らは,総じて,学歴では測れないほどの能力がある。発信を続けている。
多かれ少なかれ,自分の意にそぐわないことを言ったりすることもあるかもしれない。大義をとるなら小さなことは,スルーして発言することもあるだろう。

顔を見せていないと仕事にあぶれるという宿命を持っている。中には会社員や公務員として,組織に守られている人もいるが「顔出し」をしている。マスコミに出る大学教授など最たる例であろう。なぜなのか。やはり,親近感を持ってもらう,このことに尽きる。

個人で塾をしている友だちは,facebookに顔を出しています。
私の同級生のフリーアナウンサーの人は,インスタグラムを駆使しています。幸せそうにコスプレをしてインスタにアップしています。それをほかのSNSに貼り付けたりしています。

皆さん,自分に都合のいいこと,をアップしていますね。
私は,「自分の身を切り売りしている」とはこのことだな,と感じています。

顔を出し,自分の家族のことまでも発信しています。プライベートを売っています。

時には,自分の子供が不登校になった話や,配偶者が働かないことを明るく愚痴ったり・・・。

私生活がわからない大物芸能人も一部いますよね。あの真逆をしている人が大半です。

こんな私生活の切り売りは「言語化できない風景」と思っています。

タレント事務所に所属のタレントの顔と写真が並んでいますが,「何かの違和感」を持ってしまうのです。言語化できない違和感です。



そこで,教員です。ある程度,私生活を切り売りしますよね。

ある程度年齢が行けば,「先生のお子さんは,・・・はどうでした?」など平気で聞いてくる親もいる。

正直,プライベートをさらしたほうがコミュニケーションはうまくいくことも知っている。やはり何者かわからない人には,近づきたくないものですから。


さて,教員は自分のプライベートを切り売りする商売なのか?と言えば,中途半端ですよね。

例えばの話ですが,
うちの校長は,子どもが3人いて,2人目の子供が,教員になって,あそこの学校に勤めている,と明るい口調で校長本人の口から出るとする。
1人目は,まだ職が見つからなくて,3人目はバイトで食いつないでいる・・・など気さくに話す。

ということで・・・。
・子供はかわいいんだ
・微妙な話でもさらっという人だ

親近感は沸くか別として,ああ,こんな人なんだな。とわかる。



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教員とマスコミに出ている人との違いは,
・双方向に顔が見える,見えないという点。

全然違うかと言えばそうでもないが,大きな違いだろう。
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で,振り返ってみると,私は,何人もの生徒,保護者から顔を覚えられ,忘れられず,店に入れば声をかけられ・・・。
あえて言えば襟を正さねばならないのだろう。しかし自分のプライベートを切り売りしているつもりもない。
いわんや不幸話を切り売りするわけでもない。

それでも,生活圏内には相当数の人が私の顔を知っている。
・修学旅行の部屋割りを恨んでいる生徒もいるだろう
・落書きを過度に叱責されて恨んでいる生徒もいるだろう
・良かれと思って引き受けた部顧問なのに,部活内トラブルが起こったこともあった
・悪いことばかりではない。感謝されることも多かった。

変な職業を選んだもんだ。しかし,もはや他の職業に転職するすべもなし。



ここまで。



まとまらんな。