「俺たちが部顧問を拒否したら,若いやつが困るんだよ。下手したら死ぬんだよ。今回は死んだんだよ。 それも直接部活で。」
 
 http://inui.blog.jp/archives/1429044.html
( ↑ 書いた当時のブログ)

読み返すと、文章を書き直したくなりました。

この場で書き直します。 
ほとんど内容は変わりません。


(以下、書き直し。)


 
部活は、今のままだったらパンクするので外部化が望ましい。
 
つまり,部顧問就任の自由が認められる風土づくりが大切,ということが大きな着地点だと思う。

加えて,部活の廃部,休部,発足が自由になるべきだ。
 
そして,社会体育の枠内で教員も部活に参加できるのが理想ではないか,というのが今の考え方だ。
 
 
行程1
 部顧問就任の自由度がある。
 校内の全員部顧問制度や生徒全員加入がなくなる。
 
行程2
 部活数が激減して,地域サークルが盛んになる。
 
行程3
 地域サークルの枠内で,教員も活躍すればいい。
 
 
 
 
今のところ,行程1である。かなりの先生が消極的でありながら部顧問拒否をしているのではないか。
・副顧問になって土日は行かない。
・顧問になっても土日は副顧問と交代でする。
・完全に顧問をしない。
様々だと思う。
 
 
しかし,若手がかなりの割合で,任意という形の強制で顧問に就任したと思う。
「生徒とともに成長しろ」
「俺が手助けしてやる」
「若いころは,ルールから覚えろ。俺もそうだった」
「2つ顧問を持つくらい当たり前」
以上のような、パワハラが横行したと思われる。
 
 
 
この状況で,指導にミスがあり,部活動で事故が起こる。
 
今回の雪崩事故は,このようなことが積み重なって起きている。

※雪崩事故について
 
 
 
やはり,人手不足なら廃部,休部の措置を出すのが筋だろう。
 
 
 
生徒の自主的な活動なのか,安全配慮義務が教員側にあるのか。本当に,あいまいな部活動である。
 
 
 
 
熱中症,指導死,脳梗塞や大怪我が,相次いでいる。しかし部活制度は存続される。
 
まったくもって責任があいまいなのも、部活の存続を助長している。

今回は,登山経験なしの先生が他の部活も兼任しながら,生徒とともに亡くなっている。
 

生徒側にはいつでもリタイア,プチリタイアの権利はある。体調が悪いと顧問に訴えることもできる。
保護者とともに部活をやめたいと申し出ることもできる。
(生徒の立場も相当苦しいはず。)


先生は,顧問を途中で降りることは、本当にできない。孤独に思い悩むのみだ。


先生も生徒も,部活に縛られているのだ。
 
 
これ以上の不幸が数年間にわたり続くのか?
 
 
ずっと前から言っているが,トップダウンで部活制度の廃止をしないと,この事態が延々と起きると思う。もちろんトップは国レベルの行政だ。
 

今回の事故も,民間の登山経験豊富なインストラクターが開催したものならば,責任問題もはっきりしていたと思う。
 
 


私は何度も言っているが,やはり学校対抗,学校主催っていうのが癌と思う。
 
 
 
本当に,事故が付きものですか?今以上に事故が重ならないと部活は変わらないのでしょうか?
 
 
組体操の人間ピラミッドのように,20年間も大怪我が続発しないとやめる機運が起きないのですか?
 
(そこまで人権が軽いのか?)
 
生徒も,24時間365日部活のことが頭から離れず生活をする。

先生も,大会運営,指導計画,指導,審判,保護者対応,宿泊手配,家庭内別居,離婚・・・。
 
もう制度欠陥ではないのですか?
 
 
 
 
それでも,部活は素晴らしいのですか。美しさの裏には何があってもいいのですか。
 


考えてよ。考えるのが,面倒くさいとか言わないでよ。今までそうだったから・・・,とか言わないでよ。
 
俺たちが部顧問を拒否したら,若いやつが困るんだよ。下手したら死ぬんだよ。今回は死んだんだよ。それも直接部活で。直接だよ。生徒引率という責任を持ったまま,生徒とともに亡くなっている。
 

表には出にくいが、首くくったり,鬱になって辞めていた若い先生もいるんですよ。
 
鬱病って本当に見ていてつらいですよ。大学を出るまで一生懸命,学校の先生になるためにがんばった人材を部活で潰すのですか。
 
 
 
 
俺が山岳部の素人顧問になったとする。(そもそも依頼されないだろうが。)

先導をしろと言われたら,
「本当に安全か?根拠は?ならば,先輩がしろ。俺は無理だ。絶対俺がしろと言うなら,訓練自体中止すべきだ。」
と喧嘩をすると思う。しかし初任者は絶対言えない。

 
 
だから,山岳事故を起こした学校について考えると,なんともやりきれない状況になる。
 
 
学校は、どこよりもブラックですよ。授業をするだけでも初任者は脂汗をかきながらするのに。どうやってこれ以上がんばれというのですか。
 
 
もう一回言う。俺が部顧問拒否したら,若いやつが本気で苦しむんだ。それも自分の目の前で。
 
 
俺は傍観できない。でも,このままでは部活制度は温存される。俺一人,部活をしなくても温存はされるが,明らかに誰かにしわ寄せがくる。
しわ寄せを防ぐために顧問をすれば,なおのこと部活問題は残る。
 
 
俺に,若いやつを見捨てろと言うのか?
 
 
今のままで,部顧問を拒否して様子を見ようなんて到底言えない。
 
 
本当に早く,働きやすい風土づくり,制度設計をするべき立場の人がしてほしい。
 
校長から初任者までみんな困っている。
 

 
顧問拒否した先生も,この雪崩事故で何も思わなかったはずはない。そんな鬼畜のような心はないと思う。
 


もう限界です。
学校を軸とした教育課程外の活動は廃止せよ。
学校対抗も廃止せよ。地域対抗にせよ。
高体連、中体連も廃止せよ。
地域サークルに移行したほうが良い。

本当にどうにかしろ。



※雪崩事故について(ホウドウキョク 4/3(月) 17:06配信)

 

ラッセル訓練の先頭班にいて亡くなった毛塚さんは、2016年に教員採用試験に合格し、初めての赴任先となった大田原高校で、剣道部と山岳部の顧問を兼任していた。

2日夜の通夜では、毛塚さんの父親が、登山経験がない息子が、ラッセル訓練の引率者として配置されたことに対して、怒りをあらわにした。

毛塚さんの父親は「正しい判断のできる人はいたのですか。責任者は、なぜ旅館にいたのですか。(息子は)生徒たちの命を守る側なんですけど、雪山経験ゼロの息子には、とてもできないことです。ただ決定されたことを一生懸命にやっていたのだろうと、わたしは思う」と話した。

登山講習会の実施要項には、毛塚さんの名前は、講師として記載がなかったこともわかっている。