部活がもめる=生徒間トラブル。

背景には「コミュニケーションが生まれつき苦手な生徒」の存在が大きい。



思ったことをすぐに発言してしまう。他の人が話していても遮って話し始めてしまう。



批判は顧問に向く。いわゆる管理責任だ。

学力には関係なしに「コミュニケーションに問題がある生徒」が一人いれば,部活は一気に崩壊する。
この生徒の居場所は部活と学級しかない。
しかも乱すことに無神経なのである。当人が悪いわけではない。幼少期からのケアが必要だったわけだ。




思ったことをすぐ言ってしまう。→仲間の技能を「下手」と平気で言う




学級内では複数の先生が授業に来る。担任も見ている。
こういった「コミュニケーションが苦手な生徒」には,あらかじめ対応策は打っておく。
当人と周辺の被害が最小限になるように教員間で情報を共有しておく。



しかしながら,部活の場合
・顧問が常時いない(理由:会議,補習,学級の生徒との面談,相談)
・学級とは違う独特の人間関係
・授業では受け持っていない生徒も複数いる

これでは対応できない。(かなり難しい)

あえて対応するなら・・・?
・叱ったり怒鳴ったりして,恐怖感を与える(場当たり的なので失敗する)
・顧問を神格化する (一般教員には無理な話)




こういった,生徒個人の情緒にもとづく部活の問題が,顧問の負担として大きくのしかかる。


そもそもが制度欠陥なので,組織的に問題解決に当たれない。
 ・土日は管理職もいない。
 ・管理職もいない学校の鍵を開け,生徒を校内に入れて指導している。
問題が解決できるわけがない。



「部活問題=多忙」といえば簡単だが,上に書いたことが最も現実として大きな問題と思う。

書籍や新聞記事,ネットニュースこの記述はあまりないと思う。


しかも,保護者の立場でいうと
人づきあいが下手なので部活にいれています」となっている。


保護者は間違ったことは言っていないのだが,「本当にケアが必要な生徒」は,逆効果になる場合が多い。


義務教育段階でも非常に繊細な問題だけに,論ずるのは大変難しい。

以上,隠れた負担でした。加筆するかもしれません。